動産強制執行の手続きと流れ

 

動産の強制執行の手続きは、動産が所在している地を管轄している地方裁判所へ強制執行の申立てを行うところから始まります。

 

強制執行の申立ては書類を提出することで行います。提出しなければならない書類は申立書のほかに、執行文付きの債務名義、債務者についての調査票、地図のコピーなどの執行場所がわかる書類が必要です。

 

不動産の強制執行で必要となる送達証明書や住民票、商業登記事項証明書などといった書類は、この手続きでは必要ありません。書類以外には、関係者へ書類を送付するための郵便切手や、申立手数料と予納金を支払えるだけのお金の準備が必要です。

 

この他にもケースによっては揃えておかなければならないものがあるので、申立てを行う際には事前に裁判所や弁護士事務所などへ問い合わせて相談すると良いでしょう。

 

強制執行の申立てが受理された後は、申立者と執行官で打ち合わせを行います。この際に強制執行を実施する日や、執行補助を行う業者の選定と手配、開錠技術者の手配、立会人の選定などを行います。そして、強制執行の当日になったら、打ち合わせ通りにこれらの者が執行場所へ行き、執行官が差し押さえを行います。差し押さえた動産は執行官によって保管され、後日競売によって売却されます。売却代金は法律にしたがって債権者に配られます。

 

一方、差し押さえる動産が無かった場合は、執行官により執行不能調書が作成されて、執行が終了します。"