造血幹細胞移植とは

 

 

 

造血幹細胞とは、骨の内部にある骨髄に存在し、造血作用に大きな役割を果たします。赤血球、白血球、血小板等の血液細胞のもとになると同時に、自身のコピーも作ることで、骨髄が枯渇しない仕組みになっています。
造血幹細胞移植は、主に白血病やリンパ腫等の患者に対する治療法として用いられます。
まずは前処理により、腫瘍細胞を全滅させます。大量の抗がん剤投与や全身放射線照射により、正常な造血細胞も含め全血液細胞を破壊されます。その後造血幹細胞を移植することにより、破壊された造血組織の再生が促されます。幹細胞は強い増殖能力を持ち、血流に乗って骨髄に到達し、そこで増殖を始めます。
2〜3週間は、感染症に気を付け、無菌病室で輸血や抗生物質等を投与します。移植から1ヵ月もすると、ほぼ完全に新しい血液に置き換わります。
造血幹細胞の移植は、幹細胞提供者(ドナー)によって3つに分類されます。自分の幹細胞を移植する自家移植、一卵性双生児の細胞を移植する同系移植、自己・双子以外の細胞を移植する同種移植からなります。
現在では用いる造血幹細胞の起源も様々です。骨髄細胞以外に、大きく分けて2つの種類があります。1つは自己の末梢血幹細胞です。薬剤により骨髄細胞を骨髄から血液中に流出させ、成分献血と同様の方法で集めます。それを薬で大量に増やし移植に用います。もう1つは臍帯血由来の幹細胞です。臍帯血バンクを利用することで、出産時の胎盤や臍の緒に含まれる、豊富な造血幹細胞の移植が可能になります。

 

 

 

 

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